コースの紹介
トレーニングは25年以上の歴史があり、これまで世界で延べ1万人を超える人が認証を取得しています。
・European Adhesive Specialist (EAS)
・European Adhesive Engineer (EAE)
・申込書
・申込書(記入例)
European Adhesive Bonder (EAB)
接着技術の実用的に使用するための1週間のコース
期間:40時間
コース内容
基本原則
このコースでは接着技術の基本的な特徴を紹介することから始めます。
接着剤による接合をほかの接合技術と比較します。
接合部の完全性と接合部の品質に影響を与える要因について説明します。
参加者は接着剤の特性に関する基本的な理解を得ることができます
接着剤
このセクションでは、参加者は業界で使用される最も重要なタイプの接着剤に精通し、
それらの接着剤の特性とその主な用途について学びます。
さまざまな接着剤システムの正しい処理と硬化条件に重点を置いています。
表面処理
接合部が正しく機能し長期にわたる安定性を確保するためにはカスタマイズされた表面処理が不可欠です。
このコースでは通常よく使用される表面処理技術を紹介します。
参加者は実技セッションを通してこれらの技術を様々な素材に適用する経験を得ることができます。
プライマーと接着促進剤の使用に特に重点を置いています。
接合部の試験
実技セッションを通して試験片を製造し、一般的に使用されるテスト手順で試験します。
接合強度と破壊パターンを評価することで、接合欠陥とその影響を認識できるため、
コースで学んだ理論的な部分を補完することができます。
製造技術
手動及び機械ベースの生産方法の原則を学びます。
エラーの原因を特定して回避する方法を学びます。
職場での健康と安全、および環境保護
接着プロセスで使用される接着剤や補助材料を扱う際の潜在的な危険性について学びます。
保護具の使用、保護服を着用することの重要性が強調されています。
試験
実技、筆記、口頭
コースセッションへの定期的な出席が前提条件
認証および認定
DIN EN ISO 9001, DIN EN ISO/IEC 17025, DIN EN ISO/IEC 17024
主な対象者
接着剤を使用または製造している企業の従業員など、作業指示に従って材料を独自に接着する従業員が対象。
資格のゴール
このコースは、生産に携わる従業員を対象としたトレーニングを提供します。
このコースでは、接着剤による接着の基本的な知識を習得することで、接着剤による接着プロセスの特別な側面を理解し、
製造時に考慮に入れることができます。
トレーニングコースでは、作業指示と手順の技術的側面と重要性を明確に理解いただくことができます。
この知識により、効果的かつ独立して仕事を遂行することができます。
European Adhesive Specialist (EAS)
接着工程の監督者のための3週間のコース
期間:120時間(1週間単位 x 3回)
コース内容
基本原則
このコースでは接着技術の基本的な特徴を紹介することから始めます。
接着接合の利点と欠点について説明し、ほかの接合技術との比較を行います。
参加者は接着メカニズムと接着剤の特性の基本的な理解を得ることができます。
接合プロセスにおける濡れの重要性と、様々なパラメータによって受ける影響について強調されています。
接着剤
取り扱う接着剤の範囲は弾力性のある柔らかいポリウレタンから高強度のエポキシ樹脂に及びます。
参加者は、どのタイプの接着剤が業界にとって最も重要であるかを学びます。
そして、それぞれの特徴と違いについての洞察を得ることができます。
そして、実技セッションを通して、異なるタイプの接着剤の塗布、接合プロセスを学ぶこともこのセッションの重要な側面です。
基板
このセッションでは基板が外力や環境の影響を受けた時の構造と挙動に関する知識を得ます。
それにより接着剤層の変形と特性の変化を推定することができます。
そしてその結果、それぞれの基板材料でどのような表面処理が要求されるかについて理解することができます。
表面処理
基板表面の状態の重要性は、このコースで取り上げる重要なトピックの一つです。
様々な異なる材料の表面処理について理論的および実践的な知識を習得します。
機械的、物理的および化学的な前処理方法から、プライマーや接着促進剤まで多岐に渡ります。
接着フィルムの特性
接着剤の適合性を評価するには変形挙動を評価する必要があります。
つまり変形挙動を決定する要因によっては、接着システムの使用が制限されます。
たとえば温度や接着剤フィルムの厚さは変形挙動に大きな影響を与えます。
それだけでなく空隙や吸収された水分も変形挙動に大きな影響を与えます。
接合部の試験
接合部の品質は単に硬化後の強度が高いというだけではありません。
同様に重要なことは、再現性と長期安定性です。
このセッションの中で参加者は標準化された方法で試験片を作製して試験を行います。
それにより接着接合部の品質を決定するために破壊試験法を使用する必要性について学びます。
職場での健康と安全、および環境保護
職場での事故の主な原因は無知であることです。
したがって使用する製品に関する特定の危険性について、十分な基礎知識が必要です。
これは接着剤だけではなく、使用される多くの補助材料にも当てはまります。
試験
中間筆記試験(各週の最後)
実技試験(コースの第2週)
最終試験(12か月以内に受験が必要。またコースセッションへの定期的な出席が前提条件)
認証および認定
DIN EN ISO 9001, DIN EN ISO/IEC 17025, DIN EN ISO/IEC 17024
主な対象者
産業界における接着剤ユーザー、接着剤メーカー、および接着剤の試験、品質保証担当者
資格のゴール
コースを無事に修了すると、作業指示書を作成し、理論と実践において従業員とEABに指示する資格があります。生産および製品開発で使用する
ことができます。
資格者は、接着剤接合プロセスを計画、整理、監視し、プロセスパラメータを制御し、必要に応じてそれらを変更することができます。
また、生産の不規則性を検出して対応することができます。
試験の合格は、それらの能力の証明として機能します。そして企業の接着監督責任者が、責任のある接着剤接着監督者のタスクと権限を引き継ぐ
資格を与えます 。
(DIN6701-2またはDVS®3310および3311ガイドラインに準拠)
European Adhesive Engineer (EAE)
意思決定者のための8週間のコース
期間:332時間(1週間単位x8回)
コース内容
接着技術の基礎
このセッションでは接合技術の基本的な側面を扱います。
これには、ポリマーやその他の材料の一次構造(各種の分子化学構造) 、二次構造(分子鎖の形態)、
三次構造(分子内あるいは分子間の結晶・非結晶)を含みます。
基板材料の接着特性
このセッションでは金属、プラスチック、繊維強化プラスチック、およびガラス基板の接合特性(バルクおよび表面)を対象としています。
これは材料固有の表面処理の必要性と効果を理解するための重要な側面です。
接着剤、結合メカニズムおよび塗布特性
このセッションでは様々な種類の接着剤の加工特性と硬化メカニズム、固体状態での特性が重要なトピックです。
接着剤の組成と処方もカバーしています。
そして学んだ理論的知識を統合するための実技セッションが含まれています。
接着剤と表面の分析
このセッションでは液体および硬化状態の接着剤を分析し、硬化プロセスを監視するために使用される手法について説明します。
また材料表面を特徴づける方法についても説明します。これには次の分析方法が含まれます。
・示差走査熱量測定 (DSC)
・熱重量分析(TGA)
・動的機械分析(DMA)
・熱機械分析 (TMA)
・赤外線分光法 (IR)
・液体、ガス、およびゲル透過クロマトグラフィー
・化学分析のための電子分光法 (ESCA)
・オージェ電子分光法(AES)
・走査型プローブ顕微鏡 (SPM)
・透過型電子顕微鏡(TEM)
接着力
このセッションでは参加者は接着力に対する詳細な洞察を得ることができます。
接着力は接着技術のベースでもあり、制限にもなります。
接着力を多くの確立されたモデルやプロセスを活用して理解します。
現在の先端接着研究の内容もカバーされています。
そして学んだ理論的知識を統合するための実技セッションが含まれています。
表面処理
このセッションでは様々な表面の特殊な洗浄だけでなく、材料固有の前処理および
後処理技術の有効性と適用分野についても説明します。
製造技術
このセッションでは接着剤のレオロジー挙動、塗布および硬化技術について説明します。
これには手動、半自動、全自動装置の各コンポーネントの構造と性能の理解も含まれます。
接合技術
EAEコースの重要な側面は、接着と組み合わせて使用されるほかの接合技術に関する知識です。
このセッションでは溶接、クリンチング、パンチリベットおよびブラインドリベットを扱います。
これらの技術と組み合わせた場合の相乗効果を理解し、個々の技術だけでは不十分な新しいアプリケーションを開拓することを
目的としています。
接合部の設計
接着継手の設計および計算方法の高度な開発は、現在の重要な研究分野です。
このセッションでは使用される基本的な分析モデルと数値モデルについての洞察を提供します。
そしてそれらの実際との関連性について説明します。
業界での具体例を使用し、様々な設計タスクを解決するための手順を説明し、実践します。
品質管理・試験方法(破壊/非破壊)・エージング
このセッションではQMに関する接着剤の観点を説明します。
構想段階から製品の耐用年数の終わりまでのプロセスチェーン全体が、品質保証の観点から考慮されます。
その中で、非破壊試験方法と接着接合部のエージング(劣化)にも焦点を当てます。
職場での健康と安全、および環境保護
EAEの責任範囲には作業の安全と環境保護に関する事項の意思決定への参加も含まれます。
このセッションでは接着剤の取り扱いに関する健康と環境側面、法規制、ユーザー保護対策を扱います。
試験
実技、筆記、口頭(コースセッションへの定期的な出席が前提条件)
認証および認定
DIN EN ISO 9001, DIN EN ISO/IEC 17025, DIN EN ISO/IEC 17024
主な対象者
接着技術をすでに使用している、または将来使用する予定のすべての分野および産業界のエンジニアおよび自然科学者
資格のゴール
コースを無事に修了すると、参加者には国際的に認められたタイトルであるDVS®-EWF-ヨーロッパ接着エンジニア-EAEが授与されます。
これにより、会社の責任ある接着監督者のタスクと権限を引き継ぐ資格が与えられます。
(DIN 6701-2またはDVS®3310および3311ガイドラインに準拠)
参加者は、製品開発から製造および修理までのすべての接着技術の問題を監督する資格があります。
ヨーロッパの接着剤エンジニアになるための高度なトレーニングは、「Special Process」の責任ある監督者として、DIN ENISO9001の要件に
適合します。